03963-150306 dp Quattroの「AEL」ボタンの機能を「AF-ON」に変更〈写真はdp3 Quattro〉
http://flic.kr/p/rtvvTQ https://farm9.staticflickr.com/8673/16720223402_673a5cda07_z.jpg
シグマ dp Quattro三姉妹の「AEL」ボタン。
いままでメニュで「AFL」を設定して使ってきました。シャッターボタンでAFした後に「AEL」ボタンを押せば「AFL」(=オートフォーカスロック)、つまりピントの位置が固定されて、何枚でもAFせずにシャッターを切れます。シャッターボタンを押した瞬間にタイムラグなく撮影できるから、ポートレイト撮影などで頻繁に使う重要な機能です。
http://flic.kr/p/rc2JBJ https://farm9.staticflickr.com/8623/16533739128_1dbd993b39_z.jpg
しかし、ピント位置を固定するには「FOCUS」ボタンを押してAFからMFモードに変更すればいい。AELボタンにAFLを割り当てると、2つのボタンの機能が重複します。
そこで「AEL」ボタンには「AF-ON」を割り当てました。これなら一眼レフで一般的な「親指AF」に近い。
http://flic.kr/p/rahJDt https://farm9.staticflickr.com/8650/16514032917_f71c62e6e6_z.jpg
でも、本来の「親指AF」はちょっと違う。AFは親指のボタンだけで作動させ、シャッターボタンはAFせずAELのみ。シャッターボタンの半押しによるAF作動はせず、露出の固定とシャッターを切ることに専念するのです。
それをdp Quattroで実現するには、「AELボタンの機能」メニュで「AF-ON」に設定している場合に、AFモードだけでなくMFモードでも、AELボタンを押したときにAFが作動するといい。速写性が上がります。
常時、MFモードにしておき、シャッターを切りたい時にシャッターボタンを押せば、AFの作動なくピントの位置も無関係にシャッターが切れて「その瞬間」を確実に撮影できる。そのままMFでピント合わせができるだけでなく、AELボタンを押せばAFでピント合わせもできる。そうなってほしい。そういう使い方をしたい。そんな提案をシグマに送りました。
http://flic.kr/p/rrjgrG https://farm9.staticflickr.com/8597/16695395566_ca3c3d7cf2_z.jpg